税理士とは、主に税金のことに関して何でも相談ができる存在です。
それは個人だけでなく中小企業の税金に関するサポート業務となります。
日本における税金の法律は複雑であり、所得税・相続税・贈与税・法人税・消費税・固定資産税をはじめとするさまざまな納税義務があります。
これらの税金が公平な税負担のもと、国と国民の間で円滑に納められることを目的として、守秘義務をもってしてサポートするのが、税理士の仕事となります。
税理士の資格取得は、まず受験資格を満たす必要があり、その後の国家資格の合格率も12~17%と非常に難関となっています。
多くの場合は税理士事務所に所属勤務したあと、個人で事務所を開業するといった形が多いです。
出典元:税理士 大垣市
税理士の具体的な業務としては、税務代理(税金代理申告)、税務書類作成、確定申告時の税務相談があります。
確定申告書・青色申告承認申請書などの申告の他、遺産で相続税の発生・不動産取得となった場合の税務書類作成や税務調査の立ち合いなど、税金に関するサポートは多岐にわたります。
また、コンピュータネットワークを使ったe-Taxの代理送信もすることができ、この場合には相談者個人の電子証明書は不要となっています。
税務上の訴訟において、納税者の正当な権利や利益の救済のサポートのために、補佐人としての働きをすることもあります。
このような個人対象だけではなく、企業経営の相談に乗ることも重要な業務の一つです。
顧問契約を結んだ企業を月に一度訪問して相談に乗るわけですが、さまざまな税務処理だけでなく、会社としての売り上げや経費といった会計業務、経営についてのアドバイスもします。
税理士は数字のプロフェッショナルであり、相談者との信頼関係を根底に置いていますので、今までの帳簿を見せることで節税対策や経費の削減・収益増加対策といった今後の経営計画についてのアドバイスを求める企業はとても多いです。
これらのことからも、税理士という存在が個人・企業を陰でサポートしていることがよく分かります。