老人ホームに関する考察

ライフスタイル

日本は戦後以降、この数十年で大きく様変わりしてきました。
特にライフスタイルに関しては激変したといっても過言ではありません。
アメリカに敗戦し、アメリカに追い付け追い越せの精神で国民が一丸となってこの国を立て直してきたんです。
元来日本人は規律を守り、協調性をもって他者と協力して何事も成し遂げることが得意とされています。
とくに戦時中は統制がきつく、協力体制が固く一致団結することが徹底的に教育されていました。
こうした日本人の気質が功を奏し、あらゆる産業の発展に貢献してきたわけです。

工業分野において目覚ましい発展を遂げる

なかでも手先の器用な繊細な仕事を得意とする日本人は、工業分野において目覚ましい発展を遂げました。
中小零細企業がベースとなり、ねじや鋼板など精巧で緻密な製品を量産し、それを活用して鉄道や家屋の他下水や電気ガスなどのインフラ整備などが急ピッチで再建され、気が付けば1960年代の高度成長期を迎えることになっていたのです。
高度成長期にも突入すると、飛躍的に一般国民の生活尾大きく様変わりしていきました。
今までバロックの長屋住まいで、日本家屋が一般的だったんです。
土壁や欄間があり、床の間と寝室などがふすま一枚で区分され、寝室には家族全員が雑魚寝するというのが一般庶民の暮らしでした。
そこにはプライバシーも子供部屋もなく、ただ寝ること食事する事が出来て雨露をしのぐことが出来ればいいという住まいの考え方があったんです。
しかし高度成長で、サラリーマンの年収もうなぎ上りに高くなっていくにつれ、さらに生活を豊かにしたい、住まいをもっと贅沢でゆとりあるものにしたいというニーズも必然的に高まっていきました。
そうした国民感情や高度経済を背景に、住まいの大改革が巻き起こったのです。

ニュータウンには団地がたくさん建築される

山林などを造成し宅地開発して、そこをニュータウンとして作り替えていきました。
ニュータウンには団地がたくさん建築されるようになって、団地では欧米型のスタイリッシュな生活を送れるようになったわけです。
絨毯敷きでキッチンダイニング、リビングが設けられて家族団らんのスペースや食事するところが新たに設けられました。
夫婦の寝室、子供部屋もしっかり区分されプライバシーといった価値観も生まれたのです。
まさにアメリカのような欧米型の住まいが流行し、人々は団地に住むことが憧れとなりました。
昔の戦後のように、祖父母も含む大家族で長屋の二間でプライバシーもなく着の身着のままクラスということがなくなりました。
生活の質や、文化的な生活や向上は新たな価値観も生まれることになったのです。
例えばし父母と居を別にすることで、核家族化が急速にすすんでいったわけです。
祖父母と息子夫婦の家族は完全なセパレートという新たな考え方は、老後の生活も激変させたといわざるを得ません。
長屋住まいの大家族であると、当然老いた祖父母を息子の嫁が介護し最後の日を看取るということが当たり前のようになっていました。

老夫婦で高齢者施設や老人ホームに入所したい

だが核家族化が進むと、祖父母と遠隔地に息子夫婦が住んでいることも多く、現実的に毎日老いた姑や舅を介護し世話をするということが物理的に難しくなったんです。
さらには舅や姑の方も、息子夫婦やお嫁さんに面倒や苦労を掛けたくない、老後の費用を出してもらい他たくないという遠慮する価値観が根付き始めてます。
そこで老後は親族の誰の世話にもならず、老夫婦で高齢者施設や老人ホームに入所したいと考える人も非常に多くなっているんです。
しかしながら民間の有料老人ホームとは入所するのに非常に高い費用が掛かることが知られてます。
入所前にまとまった数千万円の費用が頭金として必要になったり、月々の食費や介護費用、その他のサービス料として月額100,000円前後かかることもあるのです。
この月額費用は、人によっては受給する年金額をはるかに上回るものであり、国民年金だけの受給者であれば、けっして年金から月額費用を納めることが出来ません。

自治体の介護サービスをうまく活用する

一時期、政府によって老後にかかる一人当たりの費用は、2000万円前後の貯金が必要と言われました。
これだけの費用を貯金していたとしても、そこそこの有料老人ホームには入所できないことが簡単にわかってきます。
絶対数の多いサラリーマン家庭の老後とは、誰もが有料老人ホームには入所できず、またお嫁さんや自分の長男にも介護や世話をあてにすることもできません。
では自宅でいかに快適に、不安なく老後を送るかが現実的な問題になってくることでしょう。
それには自治体の介護サービスをうまく活用するほか、自宅を高齢の生活にマッチしたつくりにリフォームやリノベーションすることを元気なうちから始めておくことも大事です。
さらには、緊急時にどうやって警察や救急車に連絡するのか、そうしたシステムやセキュリティを自宅に備えておくことも大事なんです。

まとめ

それと同時に、もう一度地域のコミュニティや横のつながりを持つように、自治会のイベントなどに積極的に参加してみて顔見知りや友人を近くに持つように努めることも大事だといえます。

横須賀 老人ホーム紹介

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